其仙流の沿革
時代は現代・・・
其仙流の当代は178代目「北町吾八(きたまちごはち)」です、現在でも現役で指南業を高知県高知市で営んでいます。
又、弟子の「水司羽(みずは)」と共に時代に合わせた各研究を重ねています。
師弟共々、先人達からの意思と伝統を受け継ぎ現在でも守っています。
当代は年齢的な問題もあって、地元の高知県から中々出られないのですが、弟子の「水司羽」が日本中を仕事で飛び回っており、活動拠点としては「地元高知県を始め、兵庫県の神戸市、愛媛県の西条市」に拠点を置いて活動をしています、当然、お客様に呼ばれたら、その他の県外国外にも出張します。
当代の「北町吾八」は177代目の「圭堂老子(けいどうろうし)」の弟子として、幼い頃から教育や鍛錬を仕込まれていました。
「圭堂老子」も先人達と同じく占い業界の患(うれ)いを肌で感じており、このまま行けば「占い」が「本質的な価値が無くなる」事を深く嘆いていました。
「圭堂老子」は弟子の「吾八」と考え、この流れを絶つには「本物」を出すしかないと結論し、その結果、秘伝の一部である「無相、麻衣神相法」を世に出す事を決めます。
ですが、「無相、麻衣神相法」などの占法を一般人が皆一様に体得は出来るわけもありません。
その理由は「無相も麻衣神相法」もその修行、鍛錬、学びに類稀なる「感性、努力、素直さ」などが非常に高い水準で求められるからです。
また古書「麻衣神相法」に於いて「これ妄りに教えるべからず」と書かれており、「運勢学と言うものはいくら才能がある者でも、いくら覚悟を以って努力をしても正しく理解が出来ない人が殆どだから無暗に教えてはいけません」と言う意味です。
そこで「無相、麻衣神相法」の中でも特に「無相」を一種のマニュアル化を図り一般人でもある程度、習得、使用出来る様にする研究を始めます。
当代の「北町吾八」はこれに指南業の生業の傍ら人生の殆どを注ぐ事になります。
「圭堂老子」から無相のマニュアル化を受け継ぎ「吾八老子」が研究を重ねる事「約50年ほど」「圭堂老子」から数えて「約80年ほど」で「無相」を誰もが学び会得できる様にマニュアル化を果たします。
そして、其仙流の体制作りやその他の研究を重ねこれまた、当代の吾八とその弟子の水司羽と師弟で取り組む事20年以上掛けてようやっと、時代のタイミングを計りながら体制が概ね整いました。
これからは弟子の水司羽の代のみ「一子相伝」を取り止めて「多くの人に本物を知ってもらう」事に因って業界を洗濯できるものと思っています。
これより後にはこの「本物」を正しく受け継いでいける様に、又其仙流を「骨太」でそれでいて「しなやか」に成して行き、其仙流の本懐を遂げる様に命懸けの覚悟を以って業界の改革に取り組んで行く思いです。
其仙流177代目伝承者『圭堂老子』六十歳代の頃のお写真です、お年を召されても鬼気迫るほどの気力のみなぎりを感じます。
圭堂老子にも様々な逸話がありますが、そのどれもが近年では見聞き出来ない様なものばかりで、昔の本物、中でも仙人級の腕を持った指南者はまるで中国の小説の中に出て来る様な経験を幾つもされていた様です。
十四歳から指南業に就き、「感動の涙、嬉し涙、感謝の涙、反省の涙」と「相談者を泣かせずには帰さなかった」そうです。
其仙流178代目伝承者 当代の『吾八師匠』です、穏やかな表情をされるお人ですが、指南業には厳しさを以って接する姿勢が未だに現役でいる証でもあります。
先代は日本各地を西へ東への大活躍をされたお人ですが、当代はその生涯のほとんどを指南業の傍らに「無相、麻衣神相法」の研究に費やし遂には一般人にも教えられる様にマニュアル化を成したお人です。
優しい人柄がその指南にも現れていますが、私にとっては「師匠の顔」が出ると非常に厳しい事を優しい顔で言って来る様ないつまでも頭が上がらない存在です。
【まとめ】
「オンラインサロン、ユーチューブ、占い教室、本質的な運勢指南」などを通じて「本物」を示し、業界の大洗濯をして、価値ある本物の占いを後の世にも残して行く活動を具体的にする時代にとうとうなってしまった事に「深い憂いと嘆き」と共に「何が何でも成し遂げる」という強い思いが心の底から湧き上がる思いです。
又、昨今の「占い業界」に慣れてしまっている現代人は「本物の基準が何が正しいか間違いかを知らない状態の上で「自らの判断」にその基準が重く置かれています。
神秘思想の影響を受けている人は「スピリチュアル、ヒーラー、タロットなどの各種カード占い」などに傾倒し、これらを「本物」と信じています。
オカルト霊感を信じる人は「生霊や怨霊、想念、念、呪い」などを信じます、他には「生まれ変わり、癒し系占い、神論」など現代には様々な「占い、信仰、宗教、神秘論、運」などの「概念」が存在しておりまさに混沌としています。
これを解決するには一定の「統一論」というものがないと絶対的に無理な話しです、分かりやすく言えば「本物の基準」とでも言えば良いでしょうか。
この「本物の基準」を一般人が確かめる方法、認識できる方法に一定の問題があるが故の混沌でした。
いくら「精神性」を説いた所で「そこに共感しなければ」意味はありません、「現象を当てる行為に意味はありません」と言った所で、それが意味の無い事でも実際当たると人は驚き凄いと思ってしまうものです。
しかし、「本物の占い」というものは到底「一年かけて占い教室で学んでも正しく理解する事は難しい」のです、又、「本物の占い」を数年、十数年説いた所で「自分の前提や思い込み」を持ち出す人では正しく理解は難しいものなのです。
それほど「占い、運勢学」というものは奥が深く、中々に正しく理解が難しいものです、故に其仙流の活動全般を見て、感じて其仙流が本物かどうかを皆さんに感じて頂くしかありません。
一度「偽物に染まった」ものを戻す事は至難の所業です、故に元に戻す努力をしつつも、時に「染め直す」事も重要であろうと思っています。
何卒、其仙流の精神や考えに共感する人はご理解とご協力をお願い致します。