占法の説明


占法の説明

玄妙を謀る事が出来る占法


【占法の説明】

其仙流には様々な占法が存在します、その殆どが現代では聞いた事が無いものです、そんな中で一般に公開する占法、一般の門下生に教える占法は全部で三つです。

一つは「易」二つ目は「無相(むそう)」三つ目は「麻衣神相法」です。

「易」は占い師を目指そうとする者ならば耳にした事があるでしょう、「無相」は当流の秘伝の一つで指南の現場に於いては最も多用する占法で一種の「瞳術(運勢を謀る透視術)」となります、「麻衣神相法」は「相学」ですが一般に出回っている「相学」は根本的に「相学」をはき違えています、麻衣神相法は相学の原初を正しく継承している稀有な占法です。

以上の三つの占法を教室で教える事となります、それぞれを詳しく説明して行きましょう。

◆「易」

「易」は非常に歴史が長く約五千年の歴史があります、多くの占法に影響を与えたもので、自然の理も説かれており又人をてる哲学も内包している稀有な貴書です。

「夏(か)の時代」より以前の時代に三皇五帝の一人の伏犠が「陰陽論、造化論、三義論、三才論」などを易の中で説いています、又実は誤りではあるのですが「周の時代」の文王によって卦辞を付与し、その子供の武王によって爻辞を付与され「春秋戦国時代」には孔子の手によって十篇に編纂され「十翼」にまとめました。

この様に「易」は誤りを含みつつも三人(四人)の賢人の手によって大成されたもので、又「伏犠、文王武王親子、孔子」の三人以外の知者の手によっても練られ、洗練され、現代の形を成したのです。

この「易」は指南の現場に於いては使う事は初期の段階位のものですが、その原理や哲学を深く学ぶ事で「運勢学」の基礎を正しく知る事が出来ます。

「易」はあくまでも運勢学の原理を知るための学びであり、指南の現場に通用する様なものではありません、易を占法、占術として現代のような形に確立させたのは「文王、武王」の親子が「卦辞と爻辞」を付与させたからです、これは当流としては認めてはいない反面、「卦辞や爻辞」の中に於いて、又、後の孔子が「十翼」の中の「繋辞伝」の中で「哲学的に説いている」箇所が随所にあり、これは秀逸として認めてはいます

又当流、其仙流は伏犠の直系でもあり、「易」の中に流れる自然の理や様々な原理を受け継ぎ占法や方位学その他の仙法の研究を現代でも続けています。

無相

其仙流の秘伝の一つです。人の目に見えない運勢を謀るには直接的に人の運を観る事が出来なければいけません、そうでなければ個人差や運勢の機微というものは分からないからです。

其仙流には様々な「瞳術」が存在しますがこの「無相」は今から約1100年程前の時代、「五代の時代」の麻衣仙人が創始されたもので、現代の人相家や観相師にも大きな影響を与えています、ですが多くの人相家の誤りは「無相」とはあの相学で有名な麻衣仙人が創始されたものだから、きっと無相も相学に違いないと思い違いをしている事です、「無相」は「運勢や人の心、本質」など「無形」を探る事に特化した「透視術」なのです。

画像や映像ではなく「光りの明暗」で観るもので、その原型は麻衣仙人以前から其仙流の先人達の手によって研究されていましたが、麻衣仙人の時代に完成を見たのです。

麻衣神相法

所謂「相学」ですが「麻衣仙人」が創始され現代の人相家にも多大な影響を与え江戸時代の有名な人相家「水野南北先生」も学んだ程のものです。

しかし「現代の人相家」の多くは「相学」を誤って認識しており、実践的ではありません、「相」とは「氣色、神氣を以って相である」と古書に書かれている通りで、 「氣色や神氣」は一定の形を成していませんので「無形」と言えます、翻って現代の伝わる多くの相学は「目の形、鼻の形、輪郭、しわ」など所謂「部位の形」つまり「有形」を重視します。

でも「運勢や未来」は何も決まっていませんので「運勢や未来」も「形を成していません」故に「運勢や未来も無形」と言えるのです、「相学の本質は無形を謀る事」と言え、その無形を観る事を純粋に伝えたのが当流が伝承する「麻衣神相法」なのです、因みに 「麻衣仙人」は当流の「第110代目伝承者」です、つまり其仙流は麻衣仙人直系でもあるのです。

【まとめ】

「易、無相、麻衣神相法」の三つを深く学ぶ事によってどの様な指南の現場でも通用する事が出来ます。

現代占いの特徴の一つに「多数の占法を習得」する事が上げられます、無意味に多数の占法を習得する意味は本質的ではありません、それは「自分は腕がありません」と言っている事と同じ事なのです。

原理が一貫された占法を一つ極めれば十分事足りるのです、場合により軸となる占法以外に補足的にもう一つ取得していても構いませんが、「タロット占いと四柱推命」とか「スピリチュアルと姓名判断」など原理も一貫されていない上に原理も無い様な占法を併用しても正しく運勢が観える事はありません。

当流として勧めているのは「易」で「運勢学」を深く学び「無相」を軸に運勢判断をしながら「麻衣神相法」を補助的に使用するスタイルを勧めています、勿論「麻衣神相法」を極めても十分ですが、例えば「遠方にいる人の氣色、神氣は分からない」という欠点が生じるので、やはり多様性があるのは「無相」となります。

「易」を初め「無相」「麻衣神相法」、その他の其仙流の占法は全て「易」の中で説かれている「陰陽論、造化論、三義論、三才論」をその元としており一貫しています。

現代の多くの占い師が「本来の正しい占い」を見失っている状況です、そんな時代に「本物」を以ってこの曲がってしまった占い業界を軌道修正する事が其仙流の目指す所です。


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